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「乳がんと乳房再建に関する意識調査」結果 NEW

全国の20代~60代の一般男女1,000人(女性500人、男性500人)を対象に、乳がんと乳房再建に関する意識調査を行いました。

調査結果

乳がんと乳がん検診について

女性に最もポピュラーな乳がん知識は「自己検診(セルフチェック)」

乳がんについて以下の中で知っていることを教えてください(複数回答)【女性のみ】。

調査結果

8割近く(76%)の女性が「自己検診で乳がんを発見できること」を挙げている一方で、「40歳を超えた女性に2年に一度の乳がん検診が推奨されていること」を知っていた人は半分に満たず、医療機関で行う乳がん検診を受診することに対する意識が低いことがうかがわれました。

乳がん検診を定期的に受けているのは40代以上でも3割程度 

これまでに乳がん検診を受けたことがありますか。あなたが乳がん患者さんの場合は、乳がんと診断される前に乳がん検診を受けたことがありましたか(単一回答)【女性のみ】。

調査結果

日本は欧米に比べて乳がん検診の受診率が低いことが危惧されていますが注) 、今回の調査でも乳がん検診を定期的に受けている/受けていた女性の割合は全体の2割、40~60代でも3割程度に過ぎず、多くの女性が実際に医療機関での検診を受診していないことが示されました。

注)日本:43.4%(40~69歳の者の過去2年間の受診率、「平成25年国民生活基礎調査」)、米国:80.4%、フランス:75.4%
(「OECD Health Data 2012」)

乳がん検診を受けない理由のトップは「自覚症状がないから」

乳がん検診を一度も受けたことがないと答えた方にお聞きします。検診を受けていない理由は何ですか(複数回答)【女性のみ】。

調査結果

乳がん検診を受けない理由のトップが「現在しこりや乳房の異常を感じないから」であった一方で、多くの女性が「乳がんは自己検診で発見できる」と認識していることから(Q1)、自己検診で自覚症状を感じないために医療機関での検診を受診しない傾向があると推察されます。しかし、自己検診では見つかりにくいがんもあるため、早期発見のためには医療機関を受診し、マンモグラフィなどの画像検査を行うことが大切です。

乳房再建について

乳房再建に高い関心度―男女とも7割以上が「知りたい」

あなたは乳房再建についてどの程度知っていましたか(単一回答)。

調査結果

もしあなた(女性の場合)またはあなたの配偶者やパートナー、ご家族(男性の場合)が乳がんと診断された場合、乳房再建についての情報を「知りたい(乳がん患者さんの場合、知りたかった)」または「知ってほしい」と思いますか(単一回答)。

調査結果

一般男女の乳房再建に対する認知度はまだ低く、どんな治療法かまで知っている人は女性でも2割程度にとどまりました(Q4)。ただし、乳がんと診断された場合に乳房再建について「知りたい/知りたかった」と答えた女性、「知ってほしい」と答えた男性の合計は約7割に上り、乳房再建に関する関心度の高さが示されています(Q5)。

乳房再建を検討する段階で最も重視する情報源は医師

もしあなた(女性の場合)またはあなたの配偶者やパートナー、ご家族(男性の場合)が乳がんと診断され乳房再建を検討する場合、情報収集する段階において、どの情報源を重視すると思いますか(単一回答)。

調査結果

男女ともに医師が圧倒的な多数を占めました。この結果から、乳がん治療に携わる医療従事者のうちでも特に医師が、乳房再建に関する情報提供の担い手として期待されていることが示されました。

6~7割の男女が乳房再建に賛成―男性はより賛成傾向 

もしあなた(女性の場合)またはあなたの配偶者やパートナー、ご家族(男性の場合)が、乳がんと診断され、乳房を切除することになったら、乳房再建を希望または賛成しますか(単一回答)。

調査結果

全世代の合計で、乳房再建を希望する女性の割合(63%)よりも、賛成する男性の割合(72%)が上回りました。特に40~60代では、希望する女性が6割程度であるのに対し、男性は約8割が賛成しており、中高年の男性は、配偶者やパートナーの乳房再建を積極的に支援しようとしていることが明らかとなりました。

乳房再建しない場合のマイナス影響は「精神面・気持ち」

乳房を摘出後、乳房再建をせずにそのままの状態で生活するとしたら、どのようなことで不便に感じると思いますか(複数回答)。

調査結果

※回答数の多かった上位5つを抜粋
上記以外の選択肢: 「日常の生活」「運動・スポーツ」「普段の外出」「趣味・娯楽」「家事」「仕事」

男女ともに「精神面・気持ち」が6割を超えてトップとなり、乳房を失うことに対する喪失感や、それを思いやる気持ちが強いことがうかがわれました。また、女性の第2位は「旅行」(42%)で男性(25%)よりも圧倒的に多く、旅行などの普段と違う環境で、女性がより人目を気にすることの表れかもしれません。

乳房再建への期待は、「罹患以前のような生活」と「自信」の回復

もし乳房再建をするとしたら、どのようなことが得られると思いますか(複数回答)。

調査結果

※回答数の多かった上位5つを抜粋
上記以外の選択肢:「乳房摘出前と同じような積極性、前向きな気持ち」「家族と一緒にお風呂に入れること」「乳がんにかかる前と同じ生活」「乳がんの存在を忘れられること」「体を動かすことに抵抗がなくなること」「日常の生活や活動に制限を感じないこと」

女性のトップは「温泉やプールに抵抗なく入れること」が64%で、男性の40%を大きく超え、温泉やプールを楽しみたくても、人目を気にする女性が多いことがわかりました。そのほか、罹患以前のような生活や自信を取り戻せることを期待する声が多く聞かれ、女性の精神面に及ぼす乳房の存在の大きさが示されました。

乳房再建の懸念点は「費用」、健康保険適用への認知度は極めて低い

乳房再建について懸念される点(当てはまるもの)をお聞かせください(複数回答)。
※設問の途中で乳房再建に関する資料を提示しました。情報に接触する前後で同じ質問を2回聞き、回答を比較しました。

乳房再建について懸念される点

※回答数の多かった上位5つを抜粋
上記以外の選択肢: 「民間の医療保険や生命保険が使えないと思う」「きれいな形の乳房を取り戻せないと思う」「希望する時期・タイミングで手術を受けられないと思う」「乳房を失っても乳房再建するのは当たり前だと思わない」「希望する年齢で手術を受けられないと思う」「乳がんの治療の妨げになると思う」「乳房の有無は重要ではないと思う」「乳房があってもなくても、気持ちの変化は特にないと思う」

乳房再建に健康保険が適用されることを知っていますか(単一回答)。

乳房再建について懸念される点

乳房再建についての懸念点として「費用の負担」を挙げた男女の割合は、情報提示前は63%に上りましたが、情報提示後は37%まで減少しました(Q9)。提示した情報には、健康保険と高額療養費制度を活用すれば、実際の自己負担額は10万円程度になることなどが含まれていました。また実際に、情報提示前に乳房再建に健康保険が適用されることを知っていた割合は3%に過ぎませんでした(Q10)。この結果から、乳房再建への健康保険適用や実際の費用についての認知度が極めて低いことが明らかとなりました。

調査概要

対  象:
全国の20代~60代の一般男女1,000人(都道府県の人口比率に合わせて設計し、調査サンプルは性別年齢ごとに均等割付)
調査期間:
2014年5月16日~5月21日
調査方法:
インターネット調査(株式会社アンテリオ調べ)