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乳がんの病期(ステージ)

しこりの大きさ、リンパ節への転移状況、ほかの臓器への転移の有無という3つの要素によって、乳がんを進行度で分類したものを、「病期(ステージ)分類」と呼びます。個々の患者さんの病期は、乳がん確定後検査で判定され、この結果に基づいて治療方針が決定されます。一般に、0期、期、期、a期では手術が可能であると考えられます。手術が行われた場合には、手術後の検査で最終的な判定がなされ、これに基づいて放射線療法薬物療法が検討されます。

表 乳がんの病期(ステージ)分類
病期 状態
0期 しこりがなく、乳がんが発生した乳管のなかにとどまっている(非浸潤がん)
しこりの大きさが2cm以下で、わきの下のリンパ節に転移がない
a期
  • しこりの大きさが2cm以下で、わきの下のリンパ節に転移がある
  • しこりの大きさが2~5cmで、わきの下のリンパ節に転移がない
b期 しこりの大きさが2~5cmでわきの下のリンパ節に転移がある
a期
  • しこりの大きさにかかわらず、わきの下のリンパ節に転移があり、かつリンパ節が周辺組織に固定したり、リンパ節同士が癒着したりしている
  • しこりの大きさにかかわらず、わきの下のリンパ節転移はないが、胸骨の内側のリンパ節が腫れている
  • しこりの大きさが5cmより大きく、わきの下のリンパ節に転移がある
b期
  • しこりが胸壁に固定している
  • 皮膚がむくんだり、崩れたり、しこりが皮膚に現れたりしている
c期
  • わきの下のリンパ節と胸骨の内側のリンパ節の両方に転移がある
  • 鎖骨の上下にあるリンパ節に転移がある
ほかの臓器に転移している

<出典>日本乳癌学会編:臨床・病理 乳癌取扱い規約 第17版 金原出版株式会社:4-5,2012より作成

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<参考・協力>福田 護ほか:ピンクリボンアドバイザー認定試験公式テキスト
『ピンクリボンと乳がんまなびBOOK』発行/社会保険出版社 発売/主婦の友社,2013