
乳房再建の方法は、行うタイミングによって、乳がんの手術と同時に行う「一次再建」と、乳がんの手術後に一定の期間をおいて行う「二次再建」に分けられます。
どちらのタイミングで行うかは、それぞれの患者さんの病状注1)や希望、医療機関の方針などによって決定されますが、次のような長所と短所があります。
それぞれの特徴を理解して、患者さんと医師でよく相談のうえ、適した方法が選択されます。
一次再建 | 二次再建 | |
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概要 |
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長所 |
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短所 |
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- 注1)
- 乳がんの再発リスクや進行の程度によって、一次再建が勧められない場合があります。
- 注2)
- ティッシュ・エキスパンダーの挿入を経ずに、インプラントによる再建術を受けられる医療機関は限られています。
<参考・協力>福田 護ほか:ピンクリボンアドバイザー認定試験公式テキスト
『ピンクリボンと乳がんまなびBOOK』発行/社会保険出版社 発売/主婦の友社,2013