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乳房再建術

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インプラントによる乳房再建

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ティッシュ・エキスパンダー(皮膚拡張器)について

ティッシュ・エキスパンダーは、インプラントを入れる前に胸の筋肉の下に挿入し、その後約2週間ごとに3~6ヵ月かけて生理食塩水を追加し、皮膚とその周辺の組織を伸ばすために使用します。

2014年6月現在、保険適用のある乳房再建術専用ティッシュ・エキスパンダーは、写真のアナトミカル型、表面構造がテクスチャードタイプのもので、3種類の形状があります。
どのエキスパンダーを使用するかは、再建しない側の乳房上縁部の張り具合によって選択します。

  • しずく形状
  • 半月形状
  • クロワッサン形状

皮膚とその周辺組織を十分に引き伸ばさないうちにインプラントを入れると、変形してしまうことがあります。エキスパンダーに生理食塩水を追加したときは、張った感じがしてつらいかもしれませんが、伸びてくると楽になってきます。

ブレスト・インプラント(シリコン製人工乳房)について

2014年6月現在、保険適用となる乳房再建用のインプラントは下記の3種類です。さらに、それぞれに幅や高さなどの大きさのバリエーションがあります。
どのインプラントを使用するかは、

  • 膨らませたティッシュ・エキスパンダーの内容量や、張り・下垂の具合
  • 再建しない側の乳房とのつり合い

などを見ながら、それぞれの患者さんに合ったインプラントを選択します。

  しずく形状 しずく形状 しずく形状
形状 アナトミカル型
(下方に厚みのある
しずく型)
ラウンド型
(丸いお椀型)
表面
構造
凸凹加工のあるテクスチャードタイプ。被膜拘縮注1)を起こしにくい。 凸凹加工のあるテクスチャードタイプ。被膜拘縮注1)を起こしにくい。 なめらかなスムーズタイプ。テクスチャードタイプに比べて被膜拘縮注1)を起こしやすい。
内容物 粘度が高く、外に漏れ出しにくいジェル状シリコン アナトミカル型より柔らかめのジェル状シリコン

いずれのタイプも丈夫です。また、中身のシリコンはコヒーシブと呼ばれる粘度が高いジェルで、たとえ破損しても、すぐに中身が漏れ出したり、体内へ広がったりしないように工夫されています注2)

注1)
インプラントの周囲に薄い膜ができ、硬くなって縮む合併症のことをいいます。
注2)
かつて豊胸用に使用されていた中身に液状シリコンが入ったインプラントは、破損するとシリコンが体内に流れ出し、アレルギーを起こす可能性がありました。
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<参考・協力>福田 護ほか:ピンクリボンアドバイザー認定試験公式テキスト
『ピンクリボンと乳がんまなびBOOK』発行/社会保険出版社 発売/主婦の友社,2013