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乳がんの治療

薬物療法

乳がんの手術後には、再発を予防する目的で薬物療法が行われます。薬物療法には、

  • ホルモン療法(内分泌療法)
  • 抗がん剤療法(化学療法)
  • 分子標的療法(抗HER2(ハーツー)療法など

の3種類があります。術後の検査でわかる再発のリスクや、患者さんの全身の状態、閉経前か後かなどを考慮して、いずれの方法で行うか、単独または併用で行うかを決定します。

ホルモン療法(内分泌療法)

乳がんの約7割では、女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の刺激によってがん細胞が増殖します。ホルモン療法は、エストロゲンの働きを抑える薬物療法であり、乳がんのサブタイプでホルモン受容体陽性に分類される乳がんに対して有効とされています。

乳がん治療における主なホルモン療法剤
乳がん治療における主なホルモン療法剤

注)閉経前乳がんに対しては、他の抗悪性腫瘍剤と併用

ホルモン療法の特徴
ホルモン療法の特徴

<参考・協力>福田 護ほか:ピンクリボンアドバイザー認定試験公式テキスト 『ピンクリボンと乳がんまなびBOOK』
改訂版第2刷発行. 発行/社会保険出版社 発売/主婦の友社,p.94-97,2019より改変

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