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背中の組織を移植する方法
-広背筋皮弁法(こうはいきんひべんほう)-
背中にはお腹ほど多くの筋肉や脂肪がないため、乳房のボリュームが比較的小さい人に適しています。背中に15cm程度の傷あとが残ります。
- 背中の皮膚、脂肪、筋肉の一部に血管をつけた状態で胸に移植する方法です。 お腹の手術を受けた人や、妊娠・出産を予定している人にも適しています。
- 再建した乳房は主に筋肉でできるため、年数が経つと移植した筋肉が使われなくなって萎縮し、小さくなることがあります。
- ボリュームを出すために、ブレスト・インプラント(人工乳房)を併用することもあります。
- 将来反対側の乳房にがんが発生した場合には、同じ方法での再建が可能です。
図 背中の組織による乳房再建術
<参考・協力>福田 護ほか:ピンクリボンアドバイザー認定試験公式テキスト
『ピンクリボンと乳がんまなびBOOK』発行/社会保険出版社 発売/主婦の友社,2013