乳房部分切除術(乳房温存手術)と乳房切除術(全摘術)
乳房部分切除術の適応にならない場合
次のような場合には乳房部分切除術の適応にならず、通常、乳房切除術(全摘術)が行われます。
- 術前薬物療法を行ってもがんが小さくならない場合
- 乳房部分切除術では形の良い乳房が残らない場合(しこりの大きさが4~5cm以上の場合)
- 2個以上のしこりが、小さくても離れた場所にある場合
- がんのステージ0期でも広い範囲の乳管にがんが広がっている場合
- 手術後に、放射線療法を受けられない場合
- 遺伝性の乳がんの場合
- 患者さん本人が希望している場合
<参考・協力>福田 護ほか:ピンクリボンアドバイザー認定試験公式テキスト 『ピンクリボンと乳がんまなびBOOK』
改訂版第2刷発行. 発行/社会保険出版社 発売/主婦の友社,p.80-84,2019