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手術や全身療法の結果、触診やレントゲン検査などで体中のがんが見えなくなった後、再びがんが発現することを「再発」といいます。手術した側の乳房やリンパ節にがんが再発した場合を「局所再発」というのに対し、別の臓器にがんが転移した場合を「遠隔転移」といいます。乳がんの再発は、手術後2~3年以内に起こることが多いものの、5年以上経過してから再発することもあります。遠隔転移は骨や脳、肺、肝臓に起こりやすく、その症状は部位や患者さんによって大きく異なり、全く症状がない場合もあります。
再発・転移が起こった場合には、それぞれの患者さんの状態により治療が検討されます。患者さんは、主治医などの医療従事者としっかり話し合い、自分に適した治療を納得したうえで選択することが大切です。

<参考・協力>福田 護ほか:ピンクリボンアドバイザー認定試験公式テキスト 『ピンクリボンと乳がんまなびBOOK』
改訂版第2刷発行. 発行/社会保険出版社 発売/主婦の友社,p.111-114.2019

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