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抗がん剤療法(化学療法)

抗がん剤療法は、抗がん剤が直接がん細胞に作用して死滅させる薬物療法です。乳がんは、がんのなかでも、比較的抗がん剤療法が効きやすいことが知られています。手術後、実際に抗がん剤療法を行うかどうかは、乳がんのサブタイプや、しこりの大きさ、リンパ節転移の程度、がん組織の悪性度などによって決定されます。

乳がんの抗がん剤療法で使われる主な薬剤は、下表のとおりです。術後の抗がん剤療法では2~3種類の薬剤を組み合わせて同時に使用する多剤併用療法が一般的です。主な投与方法は点滴のため、そのほとんどは外来で行われ、1回の治療時間は2時間前後です。治療の頻度と期間は薬剤の組み合わせによって異なりますが、1~4週間ごとに、3~6ヵ月間程度かかるのが一般的です。

乳がん治療における主な抗がん剤
乳がん治療における主な抗がん剤

<参考・協力>福田 護ほか:ピンクリボンアドバイザー認定試験公式テキスト 『ピンクリボンと乳がんまなびBOOK』
改訂版第2刷発行. 発行/社会保険出版社 発売/主婦の友社,表16.P.99,2019より改変

抗がん剤の特徴
抗がん剤の特徴

<参考・協力>福田 護ほか:ピンクリボンアドバイザー認定試験公式テキスト 『ピンクリボンと乳がんまなびBOOK』
改訂版第2刷発行. 発行/社会保険出版社 発売/主婦の友社,p.98-101, 2019

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